サラウンドスピーカー機器の中で、私が気になる製品を紹介します。
高級スピーカーの中でも 音にスピード感があるスピーカーは、様々な映画のシーンに対応しやすくなります。
音の反応が素早く正確であれば、インパクトの強い音に適応できることはもちろん、ゆっくりした音も正確に出すことが出来るのです。
そこで反応が速く正確な音を出す為には、どんな点を重視すべきか考えます。
まずスピーカーユニットの磁気回路が強力なことです。
振動板の軽さも大切で、強力な磁気回路と組み合わさると異次元とも感じるスピードの速い音を出すことが出来るのです。
それを支えるユニットのフレームやキャビネットが丈夫なことも大切です。
振動板の振動による反力を抑えるには、強度の大きいフレームやキャビネットが必要となります。
キャビネットの重さは後で追加が出来ますが、強度を強くすることは難しいので、スピーカー自身が備えておくべき資質といえるのです。
そこで、お勧めのスピーカーはフォステクスのGX102MAです。
スピーカーユニットが専門ともいえるメーカーの製品で、ユニットの磁気回路の強力さは異常ともいえるほどです。
そして今回の改良で、さらに駆動力がアップしています。
ウーファーの振動板自体も強靭な作りで、ユニットを見ただけで反応の速い音が想像できます。
トゥイーターの磁気回路も強力で、ウーファーに負けないスピード感が期待できます。
振動板は純マグネシウムに変更、より正確な音を再生できるようになりました。
GX102MAのキャビネットは高音質合板を採用し、柔らかいパーティクルボードや無垢板より高い強度を確保しています。
さらに仕上げがピアノ光沢塗装にグレードアップ、高級感もより高まりました。
GX102MAはセンタースピーカーにも使いやすい形状です。
5チャンネル(又は7チャンネル)を同じスピーカーにできるので、音のつながりがよくなります。
スーパーウーファーには、フォステクスのCW200Aを2本使いましょう。
反応の速い低音のためには、必要以上にウーファーの口径が大きいより、多少小さくても強力であることが大切です。
1本では非力になる可能性もあるので、2本使って補強するのがお勧めです。
アンプがツインウーファーに対応していなくても、フォステクス独自のアドオン方式で使用可能です。
仕様の読み方については スピーカーの仕様の読み方(別窓で開きます) をご覧下さい。
フォステクス GX102MA | |
特徴 20mm純マグネシウムリッジドーム形状振動板ツィーターを採用 強力な磁力のリング型ネオジムマグネット(2枚使用)により、小型高性能なツィーターを実現 駆動力を向上した10cmアルミ合金HR形状振動板ウーハー搭載 駆動力を40%以上向上させ、より力強く密度の高い中低域、リアルな音像と広い音場の再生を実現 音響専用CE(楠・ユーカリ)合板使用の高音質キャビネット&美しく高音質なピアノ光沢塗装 CE合板をバッフルと天地左右に、裏板はMDFとして各部の板厚を調整して剛性分布を最適化 スピーカーを保護するグリルネットは磁力吸着式を採用することで、バッフルからの突起を排除して音場再現性の向上に貢献 バーチカルツイン構成のGX102MAは、ボーカルや楽器の基音帯域の充実を実現 MIDコントローラーを採用、1.6kHz〜6kHzを+1dB〜-2dBの範囲で微調 ツインセルダクトを採用し、最適位置(ウーハー背面)にダクトを設け、高S/Nで最良のバスレフ動作を実現 セパレートネットワーク&銅削り出し金メッキターミナル |
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希望小売価格 | ¥99,750円(1台) |
型式 | 2Way、バスレフ型(クロスオーバー:1.8kHz) |
出力音圧レベル | 85dB/W(1m) /2.83V入力時:86.5dB(1m) |
再生周波数帯域 | 55Hz〜45kHz(−10dB) |
最大許容入力 | 100W |
使用ユニット | 20mm純マグネシウムリッジドーム形状ツィーター 10cmアルミニウム合金HR形状振動板ウーハー×2 |
インピーダンス | 6Ω |
外形寸法 | 幅16.1cm 高さ41.3cm 奥行26.8cm(グリル含む) |
総重量 | 11kg |
仕上げ | メープル天然突き板 ピアノ光沢塗装仕上げ |
フォステクス CW200A | |
特徴 密閉型キャビネット設計により、自然な低域の広がりを実現します。 BKPパルプとケブラーの混抄による高剛性振動板を、9000ガウスを超える強力な磁気回路と2層ボイスコイルで駆動。 エッジには耐久性が高く軽量で内部損失の大きいSBR系発泡ゴムを使用、 25mm p-pのロングストロークを実現。 ローパス・フィルターのクロスオーバー周波数を50Hz〜 150Hzの範囲で連続的にコントロールすることが可能。 前面バッフルに33mm厚のCE合板(楠/ユーカリ)を使用、天地両側と後面は材料と板厚を変えて高強度と振動分散を両立、アンプ部は内圧の影響を避けるため独立チャンバーに収納。 「アドオン」方式は、スピーカーとアンプの結線は通常に行いL、R側スピーカー端子よりCW200AのスピーカーINに接続する方法。 |
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希望小売価格 | ¥39,800円 |
アンプ部型式 | アンプ内臓サブウーハー |
実用最大出力 | 110W |
機能 | クロスオーバー(50〜150Hz)、音量調節 |
スピーカー部型式 | 密閉型 アコースティック・サスペンション |
ユニット | 20cmコーン形(簡易防磁型) |
最大出力音圧 | 100dB/60Hz(全空間)(85dB/30Hz(全空間)(床置きは+6dB) |
消費電力 | 75W/無心号時9W |
外形寸法 | 300(W)×320(H)×390(D)mm (グリル、放熱フィン含む) |
質量 | 15.5kg |
2012年06月23日作成