マルチチャンネルアンプ機器の中で、私が気になる製品を紹介します。
ポイントはHDMI端子がVer1.3であることとビデオアップスケーリング機能(似た名称でビデオコンバータ機能がありますが、これは接続方法を変えるだけで解像度等は変わりません)があることです。
長く使うことを考えるとHDMI端子が最新版であることが大切です。
現在ではVer1.2が主流ですが、将来を考えるとVer1.3は欲しいところです。
解像度は現在とあまり変わらないと思いますが、色に関する情報やサラウンド関係に関しては 近い将来Ver1.3が主流になると思われるからです。
ビデオアップスケーリング機能はDVDや標準のテレビ放送を擬似的にハイビジョンの解像度まで高める機能です。
高級ディスプレイには搭載されていますが、普及タイプのディスプレイやプロジェクターにはあまり搭載されていません。
そこで、アンプが対応している事がポイントになるのです。
音声のチャンネルでは7.1chに対応していれば十分でしょう。
9.1chになるとスピーカーを設置することが大変になります。
そして、アナログアンプであること、これはスピーカーを駆動するにはデジタルアンプよりアナログアンプの方が有利な点が多いからです。
そこで選んだ機器は デノンのAVC−2809 です。
マイナーチェンジで細かい部分をブラッシュアップしました。
オーディオ部分については定評のあるメーカーで、ビデオ関係も充実しているのが大きなポイントです。
HDMI端子はVer1.3でD5端子も装備した上でビデオアップスケーリング機能搭載、ドルビーTrueHDやDTS-HD MasterAudioなど最新の音声フォーマットに対応している点も評価できます。
HDMI端子がふえたので、より使いやすくなりました。
出力や重量の若干の変化は、誤差の範囲とも言えそうです。
デノン AVC−2809 | |
特徴 DDSC-HDサラウンド再生回路 最適なデバイスを用いたディスクリートデバイス 32bitフローティングポイントDSPを2基搭載 マスタークロックデザイン 192kHz/24bit D/Aコンバーター、192kHz/24bit DIR、96kHz/24bit A/Dコンバーター搭載 AL24 Processsing Plusを全チャンネルに搭載 最新デジタル音声フォーマットに対応 Ver1.3a対応HDMI端子装備 信号経路のシンプル・ストレートを徹底したミニマムシグナルパスサーキット 振動の影響を効果的に排除するダイレクトメカニカルグラウンド 各回路ブロック別に巻き線を分離した大型で強力な電源部 |
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希望小売価格 | ¥168,000円 |
ビデオ系入/出力端子 | HDMI端子Ver.1.3a:4/1 コンポーネントRCA:1/1 D5端子:2/1(出力はRCAroD5で1) コンポジット端子:7/4 S映像端子:7/3 |
オーディオ系入/出力端子 | オーディオ端子:10/2 8ch外部入力端子:1 8chプリアウト端子:1 光デジタル端子:3/2 同軸デジタル入力端子:3 ゾ−ン2/3出力:各1 |
コントロール端子 | ドックコントロール端子 RS232C トリガー出力:2 リモートコントロール端子:1/1 |
定格出力 (8オーム、20kHz-20kHz、THD0.05パーセント) | フロント115W+115W、センター115W サラウンド115W+115W、サラウンドバック115W+115W |
プリアンプ部 周波数特性 | 10Hz〜100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時) |
プリアンプ部 S/N比 | 102dB(JIS-A、ダイレクトモード時) |
プリアンプ部 歪率 | 0.005%(20Hz〜20kHz、ダイレクトモード時) |
ビデオ部 周波数特性 | 5Hz〜10MHz(ビデオコンバートOFF時) |
消費電力/待機時消費電力 | 275W(0.1W) |
最大外形寸法 | 幅43.4cm 高さ17.1cm 奥行41.4cm |
質量 | 12.8kg |
2008年12月31日作成