パイオニアのS−A4SPT−VP

--私が気になるオーディオビジュアル機器  サラウンドスピーカー部門--

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サラウンドスピーカー機器の中で、私が気になる製品を紹介します。

スピーカーの基本は作りがしっかりしていることです。
スピーカーユニットから振動板からキャビネットまで、手を抜かずに作っていることが大切なのです。
声の再生にこだわると、声の音域の途中で再生するスピーカーが違ってくる(クロスオーバー周波数が声の音域にある)と音質に悪影響があるので、ウーファーの音域が広いこともポイントになります。

そこで、お勧めのスピーカーはパイオニアのS−A4SPT−VPです。
パイオニアのブランドであるTADの技術を取り入れたスピーカーユニットは、ウーファーが4.5kHzまで(つまりハイトーンボイスをカバーできるまで)再生できるので、声の再生には最適なのです。
軽量かつ丈夫な振動板と強力な駆動力で切れの良い音を再生できます。
しかも一本売りなので、必要な数だけスピーカーを揃えることができます。
センタースピーカーについてはデュアルセンターでの利用を考えましょう。
(またはセンターレスの4.1chでも、セッティングを詰めれば、センターの再生は問題なくなるクオリティを持っています。)

これは元々ステレオ用のスピーカーなので、サブウーファー選びもポイントとなります。
同じメーカーで選ぶとパイオニアのS−W7となります。
サイズ的にも能力的にも、このクラスが必要でしょう。
パッシブラジエーター方式(普通のウーファーで、駆動力のない重い振動板を、空気のばねを利用して振動させる形式)なので、余計な音が少ない反面、音のスピード感に若干不安があります。

メーカーを合わせることを考えなければ、ヤマハのYST−SW1500も候補に挙がります。
サブウーファーだけで見ると、ヤマハは他のメーカーより一つ抜きん出ているのです。

    

パイオニア S−A4SPT−VP
特徴
TADのノウハウを継承したパルプ振動板を搭載、天然素材ならではの高い剛性と内部損失を達成。
同心円状に施したコルゲーションリブが振動板の強度を高め、レスポンスのよい音を実現。
裏板に固定された直出しタイプのスピーカー端子と無垢の樽材による削り出しポートを採用。
エンクロージャーに採用のウイスキーの樽材は、柾目取りによる贅沢な素材。
樽の側板を使った集成材(無垢板)の特長として、樽の釘跡やウイスキーの染み跡など独特の個性を所有。
希望小売価格¥48,000円(1台)
型式位相反転式(バスレフ式)ブックシェルフ型
ユニット10cmコーン型ウーファー、2cmドーム型ツィーター
インピーダンス
再生周波数帯域50Hz〜40kHz
出力音圧レベル84dB/W
最大入力100W(JEITA)
クロスオーバー周波数4.5kHz
ユニット極性低音(+)/高音(+)
外形寸法幅15.4cm 高さ24.6cm 奥行21.3cm
質量3.7kg
防磁設計JEITA準拠
前面 
パイオニア S−W7
特徴
PWM方式500Wデジタルアンプをキャビネットの振動からアイソレートする、サイレントマウントテクノロジー採用。
空気の流通によるノイズを発生しないパッシブラジエーター方式で、徹底したローノイズを実現。
ローパスフィルターで発生する遅れに対し、原音に忠実なバスマネージメントを可能にするフィルターバイパス機能を搭載。
良質な天然木を使用したエンクロージャーを採用、さらにスピーカー前面をラウンド形状にするデザインを採用。
希望小売価格¥87,150円
型式パッシブラジエーター方式フロア型
ユニットウーファー:30cmコーン型、パッシブ:30cmコーン型
インピーダンス
再生周波数帯域25〜4kHz(バイパス時)
最大出力500W(PEAK)
実用最大出力250W(JEITA、4Ω)
ハイカットフィルター50〜150Hz
位相切り替え0°/180°
外形寸法幅39.7cm 高さ48.4cm 奥行43.2cm
質量31.0kg
前面 
ヤマハ YST−SW1500
特徴
空気そのものを振動板として利用するA-YST(Advanced Yamaha Active Servo Technology)方式を採用
キャビネット底面のピラミッド型拡散板によって低音エネルギーを効率よく放射するQD-Bassテクノロジー採用
高効率パワーアンプ/ 高効率電源を採用
上下対称構造のデュアルバイアス磁気回路を採用したウーファーユニット
希望小売価格¥110,250円
型式A-YST方式
ユニット30cmデュアルバイアス・コーン型(防磁)
定格出力1kW(5Ω)
再生周波数帯域16〜160Hz(-10dB)
ハイカットフィルター40〜140Hz連続可変
消費電力185W
外形寸法幅42cm 高さ51.1cm 奥行44.8cm
質量29.0kg
前面 

                                                     2007年12月15日作成

    

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