サラウンドスピーカー機器の中で、私が気になる製品を紹介します。
スピーカーの基本は作りがしっかりしていることです。
スピーカーユニットから振動板からキャビネットまで、手を抜かずに作っていることが大切なのです。
また、スーパーウーハーの性能も重要なポイントです。
ホームシアターでは専用チャンネル0.1chを割り当てられるほど大切で、他のスピーカーの数に負けない性能が必要になるからです。
そこで、お勧めのスピーカーはヤマハのSoavo−900Mです。
ヤマハのスピーカーは、伝統に培われたしっかりした作りと響きのよさがポイントとなります。
またスーパーウーハーの独自の技術を持っているので、安心してお勧め出来るのです。
その中でも、ちょっと組み合わせを工夫します。
サラウンドスピーカーを組み合わせるポイントは、各チャンネルの音質を揃えることとバランスの良さなのです。
メインとなるスピーカーは全チャンネルで同じSoavo−900Mを使用します。
低音面はサブウーファーに任せることが出来るので、メインの2チャンネル分の低音再生能力は、それほど重要ではありません。
サラウンドスピーカーとの音のつながりを重視して、全てのチャンネルを同じにするのです。
出来れば、スピーカースタンドも同じもので統一しましょう。
メーカーの標準品は結構高価なので、一般的なスタンドを流用しても良いでしょう。
センタースピーカーは、デュアルとするかフロントスピーカに振り分けましょう。
スピーカーとしても、ダイキャストフレームやA-PMD振動板など上級機の技術を上手く取り入れて、コストパフォーマンスが高いスピーカーといえるのです。
シャープなデザインのキャビネットは、音響面でも有利に働きます。
スーパーウーファーは順当ならSoavo−900SWですが、ちょっとひねりを加えてNS−SW700の2本使いです。
フロントスピーカーを補助するためにも、左右での音圧バランスを取るためにも、スーパーウーファーも2本使いたいところです。
そこで標準的な組み合わせではなく、ワンサイズ小さいながら最新型のNS−SW700をダブルで使用します。
出来るだけ左右バランスのとれた配置をすることで、より正確な低音再生を狙うのです。
デザイン上でも同様なピラミッド型なので、バランスが取れます。
ヤマハ Soavo−900M | |
特徴 DC-ダイヤフラム採用のツィーターと、新開発のA-PMD振動板と高剛性ダイキャストフレーム採用 平行面をなくしバッフル面の上方左右を斜めにカットしたデザインで、音質を損なう定在波や回折を低減させるとともに、卓越した剛性を確保。 不要共振を抑えるだけでなく、キャビネット外板の振動も高度にコントロールしています。 |
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希望小売価格 | ¥78,750円 |
型式 | 2ウェイ・バスレフ防磁型 |
ユニット | 13cmコーン型ウーファー、3cmドーム型ツィーター |
再生周波数帯域 | 56Hz〜50kHz(-10dB) |
インピーダンス | 6Ω |
許容入力/最大入力 | 30W/120W |
出力音圧レベル | 87dB/2.83V,1m |
クロスオーバー周波数 | 3kHz |
外形寸法 | 幅22.0cm 高さ34.9cm 奥行23.7cm |
質量 | 6.0kg |
ヤマハ NS−SW700 | |
特徴 シンプルで力強い台形の新デザインを採用、操作パネルを上面中央に集中配置することで、使いやすさとデザインを両立。 キャビネットはリアルウッド突板仕上げ。 A-YST II方式と、低音エネルギーを4水平方向に放射するQD-Bass(キューディーベース)テクノロジー採用。 独自形状のリニアポートが気になる風切り音も抑えます。 |
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希望小売価格 | ¥80,850円 |
型式 | A-YST II方式 |
ユニット | 25cmコーン防磁型 |
定格出力 | 300W(5Ω) |
再生周波数帯域 | 20Hz〜160Hz |
ハイカットフィルター | 40〜140Hz連続可変 |
消費電力 | 95W(待機時消費電力0.5W) |
外形寸法 | 幅40.6cm 高さ44.5cm 奥行40.6cm |
質量 | 21.0kg |
2008年12月31日作成