オンキョーのTX−NA905

--私が気になるオーディオビジュアル機器  マルチチャンネルアンプ部門 中級--

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私が気になるオーディオビジュアル機器 過去    やさしいホームシアターづくり


マルチチャンネルアンプ機器の中で、私が気になる製品を紹介します。

中級マルチチャンネルアンプに要求されるのは、フラッグシップアンプの性能の良いところを取り込みつつ、コストパフォーマンスが高いこと、これが最大のポイントでしょう。

長く使うことを考えるとHDMI端子が最新版であることが必要で、Ver1.3aは必須でしょう。
またドルビーTrueHDやdts−HD MasterAudioなど最新の音声フォーマットに対応していることも大切です。

DVDや標準のテレビ放送を擬似的にハイビジョンの解像度まで高めるビデオアップスケーリング機能も重視されます。
プロジェクターではビデオアップスケーリング機能が不十分なことも多く、アンプ側で高精度に変換出来ることが大切となるからです。

音声のチャンネルでは7.1chに対応していれば十分でしょう。
そもそも9.1ch対応の映像ソフトが少ない上に、スピーカーの数も必要になります。
チャンネルを増やすより、各チャンネルの音質の向上にこだわるべきです。
9.1chはフラッグシップアンプに任せるべきでしょう。
そして、アナログアンプであること、これはスピーカーを駆動するにはデジタルアンプよりアナログアンプの方が有利な点が多いからです。

そこで選んだ機器は オンキョーのTX−NA905 です。
オーディオ部分については定評のあるメーカーで、大切な電源部分にトロイダルトランスという高音質化に効果の高いパーツを採用しています。
パワーアンプ部分とプリアンプ部分や映像部分を分離した構造で、重量も大きくなっています。
ビデオ関係も最新の映像処理回路を搭載でビデオアップスケーリング機能も強力、HDMI端子はもちろんVer1.3aです。
D4端子までというのが、ちょっと古めのプロジェクターを接続する際には気になるところですが、実質は問題ないでしょう。
ドルビーTrueHDやDTS-HD MasterAudioなど最新の音声フォーマットに対応していますから安心して長期間使えます。

    

    

オンキョー TX−NA905
特徴
HDMI ver.1.3a搭載、36bit ディープカラー映像やドルビーTrueHDなど最新サラウンド音声の伝送が可能
ドルビーデジタルプラスやドルビーTrueHD、DTS-HDマスターオーディオなど最新の音声規格対応のデコーダーを搭載。
電源部にシールドケース収納の大型トロイダルトランスを搭載、大容量電流供給を可能にし、トランスから他回路への干渉を抑えた、ピュアで力強い音声を再生。
映像処理回路にSilicon Optix社製HQV Reon-VXを搭載、フル10bit処理で従来のTV放送やDVDなど全ての映像信号をフルHD(1080p)品質に変換してHDMI出力。
  さらにジャギー(輪郭のギザギザ)低減、モスキートノイズやブロックノイズも低減します。
ルーカスフィルム社の世界的品質基準THX Ultra2に認定。
プリアンプ/パワーアンプを完全ブロック化し、全パワーアンプ回路を電源部直近に配置。
内部振動を抑えるサブシャーシ構造で、振動を発生させやすいパーツの筐体全体への不要な振動の伝播を抑制。
希望小売価格¥336,000円
定格出力
(6オーム、20kHz-20kHz、THD0.05パーセント以下)
各チャンネル200W(1ch駆動時)
全高調波歪率0.05%(定格出力時)
周波数特性5Hz〜100kHz(DIRECT MODE)
SN比110dB(LINE、IHF-A)
スピーカー適応インピーダンス4〜16Ωまたは6〜16Ω
コンポーネント映像周波数特性5Hz〜100MHz
消費電力/待機時消費電力770W/0.1W
最大外形寸法幅43.5cm 高さ19.4cm 奥行45.85cm
質量24.3kg
映像入/出力端子HDMI端子Ver.1.3a:4/2 D4端子:3/1
コンポーネント端子:3/1 コンポジット端子:6/2
S映像端子:6/2
音声入/出力端子アナログ2ch端子:10/3 7.1ch端子:1/1
光デジタル端子:3/1 同軸デジタル入力端子:3
前面背面

                                                     2007年12月14日作成

    

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