フロントサラウンドシステム機器の中で、私が気になる製品を紹介します。
フロントサラウンドシステムは、ステレオタイプとテレビ下に設置するタイプに分かれます。
ステレオタイプはフロントに置かれるスピーカー2個又は3個(場合によっては4個か6個)でサラウンド再生するタイプです。
フロントサラウンドシステムは、リア(視聴位置の横か後)にスピーカーをどうしても置けない場合に限るべきです。
フロントだけでのサラウンド再生は あくまでも擬似的に行うものなので、大切なセンター付近の音の質まで低下してしまう場合が多いのです。
そこで選択のポイントは、フロントだけでサラウンド再生するための擬似化の方法です。
ほとんどのフロントサラウンドシステムはステレオ再生の延長線上にあるとも言えます。
リアに含まれる音の成分を強調しただけで、きちんとセットされたステレオと大きな違いは無いとも言えるのです。(広がりのある音として聞こえる範囲はステレオより広くなりますが。)
そこで、サラウンドの音声として手を加えるなら徹底的に手を加えた ヤマハのYSP−4100 がお勧めです。
YSP−4100は、スピーカーを40個も使って、音の反射を最大限に利用してサラウンド創生を行うシステムです。
壁をスピーカー代わりに使用するので、フロントだけのサラウンド再生の中でも サラウンド効果が高くなるという特徴があります。
壁の反射音を利用しているので音質面では弱点にもなりますが、囲まれる感じは他のフロントサラウンドシステムとは次元が異なるのです。
また簡易セレクターとしての機能もあるので、BDプレーヤーやゲーム機などと組み合わせるだけでも、サラウンドシステムが組めるのです。
FMチューナー付で、BGMとしても活用できます。
ヤマハ YSP−4100 | |
特徴 ブルーレイに採用されるHDオーディオ規格(ドルビーTrueHD、DTS-HD Master Audio)に対応。 7.1chサラウンド再生を実現、とくに背後からの音に深みが生まれます。 奥行きわずか9cmのスリムボディを獲得。 HDMI端子を入力4系統装備、多彩なAV機器をまとめて本機に接続でき、テレビを中心としたご家庭のAVメディアセンターとして活躍します。 自動音場設定機能「インテリビーム」搭載、FMチューナー搭載。 |
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価格 | オープン価格 |
総合最大出力(EIAJ) | 120W(2W×40、20W×2) |
音声入力端子 | HDMI入力:4 光デジタル:2 同軸デジタル:1 アナログ:2 映像入力:2系統(コンポジット1、コンポーネント同軸1) |
出力端子 | HDMI:1 音声 サブウーファー:1 映像 コンポジット:1 システム接続端子:1(サブウーファー電源連動) |
チューナー | FM |
スピーカー型式 | 2ウェイ密閉型 |
ユニット | ウーファー:11cmコーン型×2個 ビーム用スピーカー:4cmコーン型×40個 |
消費電力/待機時消費電力 | 55W(電気用品安全法)/0.5W以下 |
外形寸法 | 幅103.0cm 高さ21.2cm 奥行9.0cm |
質量 | 10.0kg |
2009年11月22日作成