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シアタールームのつくり方3 -やさしいホームシアターづくり- |
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2007年7月21日作成 |
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第3レベル 上級 ホームシアターを楽しむ為の究極は、専用のシアタールームを作ることでしょう。 シアタールームを作る際のポイントは、光と音と電気についてしっかり考えることです。 まず、光を遮ること、これは現在では大きな音を出す部屋は、窓が無くても許されるので、出来るだけ窓を小さくすることです。 窓にはガラスではなくアルミパネルなど光を遮る物を使用することも一つのアイデアとなりますし、窓の内側に更に建具を取り付けることも非常に有効です。 カーテンやブラインドは、どうしても隙間が出来てしまうので、窓部分で光を遮る事を考えましょう。 光については、スクリーンやディスプレイからの光が壁や天井や床で反射することを防ぐことも重要となります。 スクリーン近くの壁などを暗い色にすることが大切です。 ただ暗い色というだけでなく、つや消しで仕上げましょう。 黒色でもツヤがある面は結構 光を反射するので、それを防ぐ必要があるのです。 特に床材はツヤが強い材料が多いので注意が必要です。 次に音に関しては、音が外に出る事を防ぐことと適切な音の響きが重要となります。 音を遮る、遮音・防音については、二重壁と窓の対策がポイントです。 防音には、二重壁とすることが最も一般的ですが、この二重壁の間の隙間の大きさが防音の性能には大きな影響を与えます。 二重壁の間隔は出来るだけ広い方が防音の性能は上がりますが、部屋が狭くなってしまいます。 ですから、間隔をあけることを重視するより、二重壁の各々の壁を独立させることを主点に考えるといいでしょう。 壁下地の支えを、二つの壁で分離させることが重要なのです。 1階部分にシアタールームを設置する場合、基礎から分けてしまうのが一番良い方法となります。 天井についても、壁同様二重で防音する必要があります。 一般的には、シアタールーム上に部屋がある場合は天井と上階の床下で、シアタールーム上に部屋が無い場合には天井と屋根裏部分で防音を行うことになります。 床下については、シアタールームの下に部屋がある場合には特に注意が必要となります。 床の防音だけでなく、下の部屋の天井部分で防音を行うのが一般的ですが、この場合、天井の防音が難しいのです。 天井の下地は床を支える梁から吊るのが一般的なので、床の振動が伝わってしまうのです。 スプリングのような振動を伝えにくいパーツを使用して天井を吊る形になりますが、支持部分が不安定になる点が建築的には多少問題となります。 シアタールームの下に部屋がなければ、防音上は ほとんど問題がなくなるので、可能な限り最下階にシアタールームを設置するべきでしょう。 防音上一番問題となる窓については、三重サッシか二重サッシの内側に建具を追加する形としましょう。 サッシの間隔も重要で、間隔を最低100mm程度広げるべきでしょう。 窓の必要性を感じなければ、窓をなくしてしまうことが一番の解決方法です。 扉についても、防音扉を二つ取り付けることが基本で、二重壁各々に防音扉を取り付けます。 また、窓や扉を気密してしまうので、換気扇も必要になります。 給気と排気、両方を取り付けることが必要で、防音フードをつけたりして音が漏れるのを防ぎます。 防音フード一つでは防音の性能が不足することも多いので、二重にしたりして防音性能を確保するようにしましょう。 音については、防音以上に響きを調整する事も重要です。 防音だけを完璧に行ったシアタールームは、必ず音が響きすぎることになります。 通常の部屋では外に出てしまう音が部屋の中で響いてしまう為に起こるのです。 そこで、適度な吸音が必要となります。 音の響きを調整する調音で重要なのは、低音を吸収することと吸音しすぎないことです。 低音を吸収するには大きな空間が必要なので、二重壁の隙間や部屋のコーナーを利用して吸音部分を確保します。 その中をエステルウールのような良質の吸音材で満たして吸音部分とするのです。 映画などで音を楽しむ場合には、適度な音の響きも必要です。 はじめから吸音しすぎる状態でシアタールームを作ってしまうと、音が寂しいと感じたときに改良するのが大変なのです。 反射する壁を後から取り付けると変な音の響きの原因にもなりますし、壁を作り直すのはかなり大がかりな工事となってしまいます。 ですから、吸音する部分としては こもった音を無くす程度の必要最小限に抑え、音が響きすぎることを感じた時に吸音パーツを購入すると良いでしょう。 良い音の響きには、天井高さと壁の間隔の比率も大切です。 音の響きを平均的にするためには、天井高さと狭い側の壁の間隔と広い側の壁の間隔の比率が、1:1.4:1.7位になるのがベストです。(天井と壁の比率は順番が入れ替わっても構いません) では、電気関係について考えましょう。 照明機器は、音への影響を出来るだけ抑えるために、コンパクトでしっかりしたものを選びましょう。 映画などを楽しむ場合、照明は消していることがほとんどなので、蛍光灯など雑音を派生しやすい照明機器でも問題はないでしょう。 ですが、常に照明をつける場合は電球を使用するべきです。 トランスやインバータなどのように雑音を発生する部分がないので、音に与える影響を最小限に抑えられます。 電源については、可能であればシアタールームを住まいの他の部分の分電盤(ブレーカー)とは別契約として、根本的にホームシアター専用の電源としたいところです。 最低でも、分電盤(ブレーカー)に高品質の物を使用して、ホームシアター用に音響関係と映像関係と照明や換気扇系統の子ブレーカーを別系統としましょう。 また、ブレーカーからコンセントまでの配線も通常のものより太いケーブルを使用し、コンセント自体もしっかりしたものを使用します。 また、プロジェクターを天井から吊り下げる場合は、支持部分に十分な強度を持たせることが大切です。 防音の為に天井廻りが複雑な構造になっているはずで、支持が弱くなりがちとなるので、特に注意しましょう。 そして、可能であればアンプやプレイヤーを置く場所を他の床部分と独立させましょう。 スピーカーの振動は、床を通して他の機器に悪い影響を与えることが一番大きい要素なので、それを防ぐ為に独立した構造とするのです。 このように、基本的な部分でも良いシアタールームづくりには色々とチェックポイントがあります。 ですが、基本的なことを間違えなければ、良いシアタールームに仕上げる事は比較的簡単なのです。 シアタールームのつくり方1 シアタールーム作りのポイントと初級の気軽なシアタールーム作り シアタールームのつくり方2中級 防音に気を使った、ちょっと本格的なシアタールーム作り シアタールームのつくり方3上級 完全に独立した、本格的なシアタールーム作り ページトップへ |
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