ホームシアター機器として必要なものは、アンプ・スピーカー・プレーヤー・ディスプレイ(プロジェクター)の4つが基本となります。
予算が50万円となると、ディスプレイとプロジェクターのどちらにするかも選択肢に入ってきます。
ここまでくると、いよいよプロジェクターに挑戦です。
スピーカーは欲張らずに5.1chサラウンドとの組み合わせが、バランスの良いホームシアターになります。
バランスの良い機器を選ぶには、まずプロジェクター選びがポイントとなります。
その残りの予算で、アンプ・スピーカー・プレーヤーにコストパフォーマンスの良い製品を選ぶことになります。
まずプロジェクター選びです。
プロジェクターとしては入門機でも、フルスペックハイビジョンの解像度は必須でしょう。
画質面でも、上級機の高画質技術を取り込んだ製品が欲しいところです。
そこでソニーのVPL−HW10がお勧めです。
上級機譲りの反射型液晶ディスプレイデバイスや高画質回路搭載で、画質の面でも心配ありません。
ズームなどの調整は手動になりますが、一度セットしたら、さほど調整する必要は無いので不便さはほとんどありません。
何より、コストパフォーマンスの高さが魅力的なのです。
スクリーンは、フロアタイプの方が設置が楽になります。
高画質をキープするには、サイズを欲張らないこともポイントとなります。
そこで泉のHU−80Fを選びましょう。
フロア型の80インチスクリーンと程々の大きさで、マット仕上げなので落ち着いた画像が楽しめます。
次はプレーヤー選びです。
現代のホームシアターのためにはブルーレイディスクのプレーヤーは必須です。
さすがにプロジェクターになると、ちょっと良いプレーヤーが欲しくなります。
そこで上級プレーヤーの高画質技術を取り込んだパイオニアのBDP−LX52と言いたいところですが、若干予算不足。
その高画質技術を受け継いでいるBDP−320が、予算とクオリティーのバランスからぴったりです。
特に画質面では上級機と遜色ないので問題ありませんし、音質はアンプに任せましょう。
アンプは、最新サラウンドが再生可能なアンプの中で、ローコストながらしっかりした作りの製品を選びます。
デノンのAVC−1909Kは、価格に似合わないしっかりした作りがポイントのアンプです。
もちろん最新サラウンドに対応しているので、ブルーレイソフトをフルに楽しめます。
7chアンプを搭載しているので、最新サラウンド方式をフルに楽しむことも可能です。
デザインはプレーヤーと違和感があるのですが、もともとアンプとプレーヤーでは大きさが異なるので、無理にあわせる必要は無いでしょう。
スピーカーは、5.1chを前提に質を高めることを重視します。
ヤマハのNS−325Fは、フロア型なのでスクリーンのサイドにぴったりです。
リアも同じスピーカーでそろえましょう。
上質でこだわりのある作りもポイントのスピーカーです。
さすがにセンターには専用のスピーカーが必要なので、同じシリーズのNS−C325、サブウーファーもYST−SW325で決まりです。
以上で50万円以内に収まります。
ぱっと見ると40万円の組み合わせに出たアンプとプレーヤーがそのままなので役不足にも感じますが、実はアンプとプレーヤーはそこそこ高い実力を持っているので、この組み合わせの方がバランスが良いともいえるのです。
50万円で選ぶホームシアター機器 | ||
プロジェクター | ソニーのVPL−HW10 | ¥228,000円 |
スクリーン | 泉のHU−80F | ¥33,800円 |
プレーヤー | パイオニアのBDP−320 | ¥33,000円 |
アンプ | デノンのAVC−1909K | ¥48,000円 |
スピーカー | ヤマハのNS−325F | ¥28,620円×4台 |
スピーカー | ヤマハのNS−C325 | ¥14,952円 |
サブウーファー | ヤマハのYST−SW325 | ¥26,910円 |
注:価格はAmazonにおける作成時の価格です。
ちょっと詳しく各機種を紹介しています。
50万円で選ぶホームシアター機器 各機種の紹介
2009年06月21日作成