アンプの仕様の読み方3

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カタログ仕様の見方    やさしいホームシアターづくり


アンプの仕様の読み方3 入力や寸法関係
HDMI入出力端子デジタルにより映像と音声をケーブル1本で転送する端子です。
現在Ver1.3aが最新で、BDの映画ソフトの再生を考えるとVer1.3aが欲しいところです。
BDソフトの最新サラウンド音声の転送にも、Ver1.3が必要となります。
コンポーネント入力輝度と色差成分分解したY・Pb・Prの3系統の信号を別々に転送する接続方式で、RCAピン端子を使って信号を伝えます。
少し前まで映像接続方式の中で最もクオリティーが高く主流となっていましたが、現在はHDMI端子が主流に変わりつつあります。
D端子入出力光の三原色である赤・青・緑をそのまま伝達する接続端子のことでケーブルは1本にまとめられています。
D1からD5まで規格化されており、ハイビジョン放送を転送するにはD3端子以上が必要になります。
通常はD4端子を装備していますから十分といえ、D5で接続できるディスプレイは限られます。
別に音声の接続が必要になります。
S映像入出力映像の明るさと色分離した状態で転送する接続方式です。
S2端子は16:9映像などに対応した拡張規格で、現在の機器のS端子は ほとんどがS2規格対応となっています。
音声は別に接続する必要があります。
AV入出力 ビデオ入出力
(コンポジット端子+
音声入力端子)
最も普及している映像端子で、1本のケーブルで映像を転送します。
音声にも使われるRCA端子を使用していて、黄色が映像、赤が右音声、白が左音声の3本で1セットとなります。
同軸デジタル音声入力デジタル音声を転送する端子で、RCAピン端子を使用しデータを送ります。
デジタル音声のまま送れるので、5.1chのサラウンド音声もそのまま転送できますが、データが大きくなると転送が不安定になる可能性もあります。
出力については、装備していないアンプも多いようです。
光デジタル音声入出力デジタル音声を転送する端子で、大容量の光ケーブルを利用してデータを送ります。
現在の音声転送の主流の方式で、デジタル信号のまま送れるので、5.1chのサラウンド音声もそのまま転送できます。
ただ、BDの最新サラウンド信号の転送には対応していません。
アナログ音声入出力2chとマルチチャンネル(5.1chから7.1ch)の端子があり、マルチチャンネルの数は搭載アンプのチャンネル数+0.1と同じ機器が多いようです。
その他i.LinkやDVI−D端子やヘッドホン端子など、機器によって色々な端子があります。
始めに接続したい機器を想定して、その機器が接続できることを確認しましょう。
スピーカー端子については、しっかり確実に接続できる形状であることが重要です。
外形寸法幅と奥行と高さが表記されています。
奥行については、接続ケーブルがたくさん接続されることになるので、設置するスペースには、余裕を持った寸法が必要となります。
質量本体の重さをkgで表します。
高級なアンプはかなり重いので、セッティングする場所の強度には注意が必要です。
消費電力時間当たりに消費する電力をワット(W)で表し、アンプの出力に応じて消費電力も大きくなります。
デジタルアンプではアナログアンプより消費電力が少ない傾向があり、高級になるほど同じ出力でも消費電力は大きくなる傾向があります。
待機時消費電力リモコンで電源を切って、本体の電源が入っている状態での消費電力のことです。
節電の為には少ない方が有利ですが、現在のアンプの待機電力はかなり小さくなっているので、一般的にはあまり気にする必要はありません。
しかし、一部の高級アンプは意外に大きいこともありますから、そのような場合は本体のスイッチを切る事も考えましょう。

アンプの仕様の読み方1 音響関係
                                                     2009年2月19日更新

    

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