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スピーカー関係の最新技術 2007年春まで -最新技術の良いところ 悪いところ- |
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2007年9月21日作成 |
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ここでは、スピーカーに関する最新技術を見ていきましょう。 スピーカーの場合、新しい技術は素材に関するものが多く、その他は従来の技術を最新の解析で改良して使用する場合が多いようです。 ウェーブガイドホーン(ヤマハ) スピーカーの音の指向特性(スピーカー正面から角度差による音の性質の違い)を厳密に管理し、壁面からの反射音を最適に制御、左右方向135度・上下方向120度に指向特性を揃えることでシアターサウンドの正確な再現を得る技術です。 必要以上の反射音はホームシアターの音響には邪魔なので、有効な技術といえます。 ただ、ホーン部分の響きが問題になる可能性もあります。 WSD振動板と角線エッジワイズ巻きボイスコイル(ヤマハ) カナダ産スプルースの長繊維を主原料にした振動板による角線エッジワイズ巻きボイスコイル採用したウーファー。 これは古典的な高音質化の手法ですが、効果も確かなものです。 総三方留め構造の高剛性キャビネット(ヤマハ) キャビネットの角部分を寄せ木細工のように堅固に組み合わせる総三方留め構造。 キャビネットの剛性は大切なので、有効な技術といえます。 リアルウッド突板仕上(ヤマハ) キャビネットにカナダ産ハードメープルの突板を貼り、ウレタンオープンポア塗装を施した仕上です。 スピーカーキャビネット表面の硬さや振動は音質に影響を与えるので、硬質なメープル(バットにも使われる丈夫な木)や高級塗装は音質改善に効果があります。 問題は突板の厚みで、これが薄いと効果も薄くなります。 A−YST(ヤマハ) キャビネットとバスレフポート(スピーカーに開いている穴のこと)でヘルムホルツの共鳴箱を構成し、スピーカーを最適な状態で駆動する負性抵抗駆動方式と併用することで空気そのものを振動板として利用するエア・ウーファを実現する技術で、新設計の可変負性抵抗駆動回路ANICによりリニアリティが改善されています。 スーパーウーファー専用の技術で、定評のあるものです。 QD−Bass(ヤマハ) 底辺に設置されたピラミッド型拡散板で低音エネルギーを4水平方向に放射する技術です。 これは昔からあるスーパーウーファーの作りをリファインしたものです。 音がスムーズに流れる形状がポイントになります。 A−OMFモノコック振動板(オンキョー) 剛性と内部ロスに優れた綾織PEN繊維・アラミド繊維・コットン・アラミド繊維による多層構造による一体形成(モノコック)にした振動板に関する技術です。 多層構造は昔から色々な組み合わせがありましたが、問題は貼り合せの強度です。 逆ドームのモノコック構造は能率が悪い(音が小さくなる)のと高音再生が弱くなるので、昔は敬遠されていましたが、現在では強度が確保しやすい利点で効果が高いといえます。 ただ、大音量には向かない方式です。 アルミダイキャストフレーム(各社) スピーカーユニット自体の剛性と制振性を確保する技術の定番で、非磁性体なのでマグネットに影響を与えない点も有利です。 リングツィーター(オンキョー) 外径40mm内径30mmのリング状振動板を直径35mmのボイスコイルで駆動するバランスドライブ構造を採用したツィーターです。 駆動部分と振動板の端が短距離になるので、分割振動と呼ばれる振動板の不正な振動が抑制されます。 構造としては優れた方法ですが、能率が低くなるのでウーファーとの組み合わせが難しくなります。 低能率ウーファーとの組み合わせで初めて実現可能な構造ともいえそうです。 ラウンドキャビネット(オンキョー) 側面をラウンドさせて上下方向への強度を向上、30mm厚バッフル板や適所に力木を配置、表面はシルバーハート材の突板仕上を施しています。 しっかり作ったキャビネットと言えますが、突板の材料については音質より見かけを重視しているようです。 アドバンスドAERO ACOUSTIC DRIVE スリット型バスレフダクトの呼称で、ダクトをキャビネット外部に配置しキャビネットとダクト間の振動干渉を避ける構造となっています。 スリットバスレフ自体は特筆する構造ではなく、自作では作りやすいキャビネットです。 バスレフ部分の共鳴周波数に幅が出来るので、バスレフ効果は弱いもののクセが出にくい作りです。 キャビネットとの振動干渉を避ける構造はちょっと微妙で、バスレフの動作自体や上部のキャビネットが不安定になる可能性があります。 EDトゥイーター(ソニー) 振動板にカーボン・グラファイト・コンポジット・ハードドームで70kHzまでの高域再生を実現したトゥイーターです。 ドーム型としては再生限界が高くなっています。 Gブレーステクノロジー(ソニー) ウーファーユニットを底板から自立するGブレースに固定、キャビネットの振動を抑えて音響室としての働きに専念させる技術です。 昔からウーファーの振動をキャビネットに伝えないことが重要なポイントでしたから、非常に効果のある方法です。 DDLコーンウーハーユニット(デノン) カーボンファイバー(又はグラスファイバー)を使用した2層構造の振動板を採用し、アルミリングを追加し低ひずみ化した磁気回路を搭載したユニットです。 カーボン(グラスファイバー)コーン部分が逆ドームの一体型で、振動板の働きはより正確になるつくりで、真面目なつくりといえます。 特殊フレーム形状のドームツイーター(デノン) ツイーターユニット背面にアルミダイキャスト製のチャンバーでウーハーからの音圧を排除すると共に放熱を計ったネオジウムマグネット採用のツイーターです。 バックチャンバーの形状がリブ付の特殊な形で効果はありそうです。 ネオジウムマグネットのおかげで小さい事もポイントになりそうです。 天然木突き板と木象嵌細工仕上キャビネット(デノン) 肉厚30mmのMDF材(中密度繊維板)に天然木突き板セミグロス仕上を施し、バッフル板の上下と側面のコーナーに木象嵌細工仕上の構造を採用しています。 しっかりしたキャビネットですが、コーナーの仕上はちょっと中途半端な感じも受けます。 ラウンドではなく直線的に削っての丸面取りですから、コーナーでの音の反射は複雑になりそうです。 高品質スピーカーターミナル(デノン) 金メッキ真鍮削り出しの大型で透明絶縁カバー付で、5mmまでのケーブルやバナナプラグに対応しています。 ターミナルの取り付けもキャビネットに直接取り付けてあるので、キャビネットの弱点になりにくいという長所もあります。 ページトップへ |
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